宇宙兄弟

宇宙兄弟の名言を集めてみました!【マンガ】大好きな作品、宇宙兄弟の名言を軸に、宇宙兄弟のマンガを見た感想などを書いていきます!

宇宙兄弟の名言集~マンガ1巻 シャロン「今のあなたにとって・・」

「今のあなたにとって、一番金ピカなものは何?」(シャロン

 

もしかすると、シャロンのこの言葉は、宇宙兄弟名言ランキングがあったら1位をとるかもしれない名言だと思います。

 

わたしが宇宙兄弟に興味を持ったのは、テレビでたまたまアニメ版の宇宙兄弟を見ていた時に、シャロンのこの言葉を聞いたからでした。

 

なんとなく、宇宙兄弟という漫画が人気になっているらしいということは知っていたのですが、このシャロンの言葉で、一発で宇宙兄弟の虜になってしまったのです。

 

当時のわたしも30歳くらいで、ちょうどムッタと同じくらいの年齢でした。

新しいことにチャレンジしたくて、でもいろいろ頭で考えてしまってできなくて・・・

このような時に、テレビでシャロンのこの言葉を聞いて、やってみよう!と思えたのです。

 

宇宙兄弟には名言が多いですが、それでもシャロンのこの言葉が、私の中に一番影響を与えた言葉かもしれません。

 

ムッタは少年の時、シャロンの家で楽器のセッションをすることになり、なんの楽器をやるかで悩むことなく「全部!」と答えました。

トランペットを、一番音が出にくいという理由で選んだ少年期のムッタ。

シャロンはムッタに、あなたは昔、なんにでも挑戦して、難しいことを選んだ・・・と言います。

ムッタはまだ、セッションをやる気にはなれなかったので、トランペットを選んだ理由はただ単に金ピカだったからじゃないかな、とはぐらかします。

 

その返答としてシャロンが答えたのがこの言葉です。

ムッタに言ったシャロンの言葉が、そのまま私自身に跳ね返ってきました。

今の自分にとって、一番金ピカなものはなにかと。

 

その結果、当時やるかどうか悩んでいたことに踏み込めたのです。

今では、やってよかったと思っています。

宇宙兄弟を読んで、何か新しいことにチャレンジしている人は、たくさんいるでしょう。

 

シャロンには本当にたくさんの名言があって、なんど泣かされた事かって感じです。

シャロンは今後もたくさん登場する事と思います!

 

宇宙兄弟の名言

 

宇宙兄弟の名言集~マンガ1巻 ムッタ「この人が見てきた宇宙へ・・」

「この人が見てきた宇宙へ、自分も行くんだと」 (ムッタ)

 

この言葉は、宇宙飛行士の毛利さんと一緒に写真を撮ったときに思ったことで、ムッタも、ヒビトも、同じことを思ったと言っています。

 

宇宙兄弟は、名言だけでなく、何気ない会話や各キャラクターが考えていることが秀逸ですよね。

 

ちなみに、宇宙兄弟はフィクションですが、宇宙飛行士の毛利さんは実在する人物です。書くまでもないことだと思いますが・・・

 

スポーツの世界、サッカーでも野球でも、幼少期にプロの選手と一緒に練習したり、声をかけられたり、サインをもらったりしている人が、大人になってプロの世界に入ったりしていますよね。

 

女の子が好きなアイドルグループの追っかけをしていて、ライブに行ったり、握手会に行ったりしていて、成長して自分もアイドルになりたいと思い、夢をかなえたという話もよく聞きます。

 

あこがれの世界で活躍している人と、幼少期に出会うと、「自分もこうなりたい!」という気持ちが強くなるそうです。

 

ムッタとヒビトは、幼少のころから茨城県JAXAに通っていました。

そこで、偶然居合わせた毛利さんと一緒に写真を撮ったんですよね。

 

自分が行きたいと強く思っている宇宙に、すでに行って見てきた人と会話するということが、ムッタとヒビトの宇宙へ行きたいという気持ちをより強くさせたのでしょう。

 

現にヒビトは宇宙に行く一歩手前まで到達しました。

ムッタはまだ、くすぶっていますけれどね。

 

「この人が見てきた宇宙へ、自分も行くんだと」

というムッタの言葉には、このような教訓があるのではと思いました。

 

 

 

宇宙兄弟の名言集~マンガ1巻 ヒビト「僕より先に月面を踏むはず・・・」

「僕より先に月面を踏むはずだった人が、今この場にいないのは残念です」(ヒビト)

 

この言葉は、宇宙兄弟のはじまりを指し示す言葉でもあると思いますし、ゴールを指し示す言葉でもあると思います。

 

ヒビトは、この言葉を月面に行く前にNASAの記者会見で言いました。

全米、もしくは世界中に放送されているテレビで、名前は出さなかったですが、ムッタのことを話したのです。

 

わたしは宇宙兄弟を読む前、兄弟が仲良く力を合わせて宇宙を目指す!というお話だと思っていたのですが、わたしの想像とは全く違いました。

 

すでに弟のヒビトは宇宙飛行士になっていて、兄のムッタは日本で会社をクビになったという、正反対の立場にいたのです。

 

ヒビトはムッタに対して決してやさしく接したりはしません。

むしろドSくらいの勢いでムッタにはっぱをかけてきます。

 

ただ、ムッタの能力を一番理解して評価しているのもヒビトだからこそ、NASAの会見場で話題に挙げたのでしょう。

この言葉の意味が分かる人間は、ヒビトの両親とムッタくらいです。

そしてこの言葉は、ただ一人、ムッタに伝えたかった言葉だったんだと思います。

 

現実世界において、自分にライバルがいて強烈にはっぱをかけられる経験をしたことがあるのですが、やはりその時はいつも以上に「負けてたまるか!」と思い、頑張った記憶があります。

 

ヒビトはムッタに、NASAの会見上というこれ以上ないほどの舞台から、強烈なメッセージを送りたかったのでしょう。

 

ヒビトはムッタを、兄弟であり、ライバルであり、仲間だと思っているからこそ出た言葉だと思います。